2023年02月28日

個人質問しました

2月定例議会で個人質問に立ちました。3期目最後の質問です。
国民健康保険料の引き下げを求め、いろいろ提案しましたが、市がこのことにお金を出したくないと強く感じさせる答弁でした。
ふれあい収集について、真に必要な人が利用できるように対象拡大を検討するということでした。精神障害者も利用できる可能性が出てきました。
一回目の質問本文を以下に載せます。

1,国民健康保険について
(1)高すぎる国保料の引き下げを
 2月7日の国保運営協議会で、市は来年度の国保料をすえおきにすると表明しました。そのままなら一人あたり平均11,600円の値上げになるところ、基金を13億円とりくずすことで対応するとのことです。4年連続の値上げなしであり歓迎します。物価高で生活が大変な時に、負担増は避けねばなりません。
会社員の入る協会けんぽ等に入れない人にとって、国民皆保険制度を保証する国民健康保険は、農業者や自営業者の他にも年金生活者も多く、人生どこかのステージで、誰もがお世話になる制度です。この保険料は、すえおきされたとは言え、岡山市では所得240万円夫婦子ども2人の世帯で年46万円。サラリーマンなどの健康保険のなんと2倍の水準です。

質問ア:岡山市の国保料額は市民にとって高いものではありませんか。認識をお聞かせください。
質問イ:国による均等割・平等割の5割、2割軽減である法定軽減が拡大されます。対象者数はどう変わると予想されますか。
質問ウ:市独自の均等割・平等割4割減免を、法定軽減5割と2割の間を埋められるよう条件を拡大しませんか。

 来年度は後期高齢者医療への支援金が岡山県で19億円も増えて国保会計を圧迫しています。国庫負担を増やすことを求めると今議会の自民党市議団の山田議員の代表質問で答弁されましたが、本腰を入れて欲しいと考えます。

質問エ:後期高齢者支援金は今後も増え続けることになりませんか。国に対し、後期高齢者の負担を増やすことなく国保会計からの負担のありかたを改めよと迫りませんか。
質問オ: 子ども医療費助成を行う自治体の国保に対する国庫負担のペナルティは現在どれだけで、来年1月以降の制度拡大後はどうなりますか。国にやめるよう求めませんか。
質問カ:高すぎる保険料を引き下げるために市ができることは、一般会計から政策的繰り入れを増やすしかないと考えます。ご所見をお聞かせください。

 県は国保運営方針で、将来的な県内統一保険料を目指すとして検討が行われています。

質問キ:検討状況はどうなっていますか。
質問ク:県内では病院への距離など、地域によって医療へのアクセスに差があると考えられます。県内統一保険料への前提条件が無いと考えられますがいかがですか。
質問ケ:県に対しては、市町村の負担軽減など求めることが必要ではないですか。

 国保運営協議会に、より市民の声を反映させることも必要だと考えます。

質問コ:世帯人数に応じた均等割負担があるため、子どもができれば保険料が上がります。少子化を助長しかねない制度だという認識はありますか。18歳までの均等割を無料化する助成制度をつくりませんか。
質問サ:滞納による差押えについて、相談には丁寧にのるとしていますが、実態をどう認識していますか。
質問シ:国保運営協議会に国保加入者を代表する公募委員を置きませんか。委員の公募ができない理由は何かありますか。

(2)国保のコロナ対策等の改善を
政府は5月から新型コロナを2類相当から5類に引き下げる方針です。しかしコロナが弱ってくれるわけではありません。

質問ア:国保のコロナ傷病手当金制度、料金のコロナ特例減免は継続されますか。
質問イ:コロナにかかり休業した自営業者に相模原市など24自治体が傷病見舞金を、17自治体が傷病手当等を制度化しました。岡山市でも制度化しませんか。

コロナ特例減免は、コロナで収入が減った加入者の保険料負担を軽減できる制度ですが、「減収の比較対象年が前年」というルールなので、コロナ前から大幅減収でも適用されない場合がある、前年度所得がゼロの場合は減免対象にならない、給付金、協力金などが国保の算定対象所得になるなどの問題点があります。

質問ウ:コロナ特例減免の算定対象や受けられる基準について、市民の実態を把握していますか。市としてなんらかの手立てをとっていますか。
質問エ:エネルギー高騰支援金をもらった場合も国保の算定対象所得になりますか。


2,ごみ収集について
(1)ごみ削減で無料化を
昨年12月の「岡山市家庭ごみ組成分析調査報告書」によると、再資源化減量化の可能性は、可燃ごみで39.6%、不燃ごみは33.6%もあります。可燃ごみのうち厨芥類(生ごみ)は32.7%です。和気町では「生ごみ資源化センター」で剪定枝や生ごみを堆肥化し販売しています。岡山市では給食残渣のエネルギー化を新年度事業化し、来年3月からプラスチック資源回収を始めますが、いっそうのごみの再資源化、減量を求めます。

質問ア:市民からや公園管理などで出される剪定枝の堆肥化を行いませんか。
質問イ:ごみ減量が進むことで有料ごみ袋の経費に対し収益が減ると考えられます。有料ごみ袋の廃止が決断できませんか。

(2)収集の改善を
路上のごみ置き場が突出して多い岡山市において、衛生美化の観点や、プラスチック資源回収開始をふまえ、ステーション化を進める必要があると考えます。2019年度にごみ収集ステーション等新設の補助金最高限度額が30万円に増額されましたが、おおがかりなものだと足りないともうかがいます。

質問ア:市道に十分な広さがあるなど条件をつけることで、道路占用による路上のステーション設置を認めることをしませんか。
質問イ:ごみステーションの設置補助金を増額しませんか。

岡南環境センターの広域処理施設への建て替えに伴い、当新田環境センターに搬入するごみ収集車が増えました。当新田を東に出て国道30号に出る岡南事業所所属の車は、地元への当初の説明では、10台増えるということだったのですが、実際はそれより多いです。当新田を西に出て県道21号岡山児島線に出るつもりだったのが、そうできなかったということです。岡南環境センター完成は2026年度末であり、影響は4年以上続くことになります。

質問ウ:当初の説明と現状が異なった理由は何ですか
質問エ:通行量増大への対策および進捗状況をお示しください。
質問オ:岡山児島線に出る米倉南交差点に右折車線をつくる検討ができませんか。

(3)ふれあい収集について
 自力でのゴミ出しが困難な要介護者、障害者世帯等を対象に、玄関先からごみを戸別に収集するふれあい収集は、要介護1まで対象が拡大され、喜ばれています。いっそうの拡充を求めます。ただ、「親族又は近隣在住者等の協力を得ることができない」という条件を厳しく問われて使えないという話を仄聞するところです。

質問ア:「親族又は近隣在住者等の協力を得ることができない」という申し出に対し、市はどんな基準で是非を判断されますか。
質問イ:ふれあい収集の対象に精神障害者を含めませんか。
posted by 東 つよし at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡山市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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