一年間に2人の交通死亡事故がおこった南区並木町の交差点に信号設置を求める申し入れに行きました。かねてから信号設置を求めてきた住民の県警南署への申し入れに森脇ひさき県議とともに同行したものです。地元住民の方々は信号設置を求める一五九筆の署名をそえて要望書を提出しました。
死亡事故は昨年6月に続き、3月19日夜におきました。横断歩道を歩いていた千鳥町の人が乗用車にはねられて即死するといういたましいものでした。二件とも南から猛スピードできた車にはねられるというまったく同じ状況です。
現場は見通しのよい交差点ですが、横断歩道はあっても信号はありません。(写真)道路が広い分だけスピードを出す車が多い上に、その先の交差点の信号機に目を取られて横断歩道に注意が向きにくいという話が聞かれます。照明灯がなく、暗くて歩行者が見えにくいという指摘もあります。
以前から信号機設置を求める住民の声がありましたが、県警は信号が狭い範囲に連続することになると難色を示していました。
今日の申し入れに対して南署は「信号設置には基準がある」とすぐには困難だとの見解を示しつつ「早急な安全対策をしなくてはならない。道路管理者(岡山市)と現地査察した」「信号をつけない場合の代替措置を考えている」と回答しました。別の信号機から150メートル離れていないといけないという基準なのです。点滅式ならそう交通を阻害しないと思うのですが、それでもダメだということです。
東市議はその後南区役所に行き早急な対策を要望、照明の必要性をうったえました。照明灯については信号のある交差点から設置することになっている、現地には横断歩道が分かる発光物の設置を検討しているとの回答でした。道路照明設置の基準について危険な交差点への設置が優先できるよう、決まりを変える必要があると思います。
まずは県警と市がとることにしている対策を急いでもらいます。いろんな決まりがあるにしても高齢化社会が進む中で横断歩道の安全確保はますます大事になっています。判断基準は安全最優先にして欲しいものです。引き続き安全対策を求めます。
ニュースも出しました。ご覧下さい。AzumaNEWS1503_2.pdf
【関連する記事】