2013年09月12日

本会議質問

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9月議会質問をしました。

 農業問題では、朝日米の消費推進をするという答弁が得られました。またがん患者の介護保険の適用について、「末期がん」であることが条件でしたが、「回復の見込みがなくて一定期間やはり介護が必要であるという状態が認められれば、申請することが可能」という答弁でした。
 一問一答形式での質問でしたが、20分と時間が短く、難しかったです。
 以下、1回目の質問の中身です。

1、TPPと農業について
 1)TPPに反対を
 環太平洋連携協定についてです。私はたびたびTPP交渉に参加すべきでないと問うてきました。7月に政府は交渉に参加しましたが指摘した問題点が現実のものになっています。
 情報が秘密にされているのです。政府はコメ、麦などの農産5品目を守ると国民向けに言ってきました。また交渉の情報開示を約束しました。しかしいざ交渉に参加したら主張すると言っていたことをやっているのか分かりません。それもそのはずです。政府がはじめにやったことは交渉の経過をTPP参加4年までは秘密にするという条約に署名することだったのです。
 衆参の農林委員会は農産5品目の関税撤廃が除外できない場合交渉から離脱すると明記した決議を上げています。市は情報開示に基づく国民的討論が必要という答弁をしています。情報開示を政府が拒否している今、市としてものを言うときではないでしょうか。

質問ア:TPP交渉の情報開示がされない場合、市としてどのような態度をとるつもりでしょうか。
  イ:TPP参加反対の声をあげるときではないでしょうか。

 2)農業振興について
 米価暴落が危惧されています。今年の超早場米は一俵あたり二千円、三千円安で推移し、生産費がまかなえないどころか持ち出しです。政府は需給見通しが20万トン下回っているからと言いますが、これは消費の9日分でしかありません。政府が五年以内の米を100万トン備蓄するという棚上げ備蓄を実行すれば25万トンも買入れの余地があります。そもそもミニマムアクセスだと義務でもないのに77万トンも輸入してコメ余りを産んでいるのが問題です。

質問ア:米価安定策を国に求められないでしょうか

 米価下落に手を打たねば、市内のコメ農家への大きな打撃になります。また岡山市として米の消費拡大をすすめていただきたいです。ヒノヒカリはおいしい岡山ブランドとして広く作られましたが、熱波障害で等級が下がり打撃を受けました。ここで朝日米の消費拡大がはかれないかと考えます。炊き立てがおいしいヒカリ系のおコメと比べて、冷めてもおいしい朝日米は、まつり寿司やお弁当の材料にむいています。

質問イ:朝日米の消費、特に市内業者への消費拡大をすすめられないでしょうか。

 続いて家庭農園についてです。小さな土地を借りる家庭農園が各地で営まれています。退職した人たちの挑戦が多いと聞きます。農地を遊ばせることなく、耕したい市民が耕すことは、農地の保全や緑のある街づくりに有効ではないでしょうか。家庭農園での経験を力に本格的に農業をしたいと言う人が出れば後継者対策にもなると思います。以前は行政が予算をつけて農協が家庭農園の紹介を行っていたところがありましたが、もう施策としてはなくなっていると聞きます。

質問ウ:家庭農園の推進はどのような形で行われているでしょうか。市街化調整区域においても変わりはないでしょうか。
  エ:新規就農支援の年齢制限の引き上げは農地活用に有効ではないでしょうか。

2、社会保障について
 1)介護保険について
 厚労省は9月4日、要支援の高齢者に対する保険給付を廃止し、市町村に丸投げする方針を明示しました。150万人も保険対象外にするもので、来年の通常国会に法案を提出しようとしています。保険料ばかりとられて介護が受けられないとはよく聞く話ですが、もっと酷くなります。
 市の介護予防・日常生活支援総合事業では介護予防と生活支援サービスを一体的に提供するというもので、要支援だけでなくそれ以前の高齢者も対象になっています。モデル事業では効果あがったということでした。

質問ア:介護予防・日常生活支援総合事業の自己負担はどうなるでしょうか。財源はどれだけで対象は何人でしょうか。
  イ:モデル事業で効果があったというなら現在の介護予防のメニューを改善してはどうでしょうか。

  ウ:国の介護保険切捨ては市の努力を台無しにするものではないでしょうか。反対の声をあげられないでしょうか。

 議案153号では小規模多機能型居宅介護事業で障害児受け入れを可能にする案が出ています。ただ実際行うにはノウハウが必要であり、枠を広げるだけで対応はできないのではないでしょうか。

質問エ:この提案は富山県をモデルにしたものでしょうか。岡山市ではどのような要望が出ているでしょうか。
  オ:小規模多機能型居宅介護事業者に障害児うけいれのための条件はどう整備するのでしょうか。

 介護予防ポイント制度ですが、倉敷市では平成22年度から「介護支援いきいきポイント制度」を行っています。高齢者の方が介護保険施設等で行ったボランティアの時間をポイントで換金しています。お手伝いだけでなく、出し物で楽しむことも含まれています。利用者からは「行き帰りのガソリン代にはなる」と好評です。岡山市は身体を動かすことに限定していますが、社会性や生きがい作りで生活全体を豊かにする観点が必要ではないでしょうか。

質問カ:介護予防ポイント制度の対象をボランティア活動も含むなど広く取ってはいかがでしょうか。
  キ:想定はフィットネスと聞きますが、有料施設を利用する高齢者スポーツもふくまれるでしょうか。

 2)がん対策について
 県が昨年度がん患者の療養に関する調査報告書を出しました。5年以上治療をうけている方が11.5%です。34.9%の方が生活を切り詰めています。がんは長いつきあいと経済的な負担が必要で、ここに応える対策が必要です。

質問ア:介護保険の住宅改修費は自己負担1割ですが、いったん全額払わねばなりません。貯金を取り崩す人もいます。現物給付にできないでしょうか。
  イ:リンパ浮腫にかかった方への複数の弾性ストッキング購入に保険適用ができないでしょうか。
  ウ:がん患者の介護保険適用について、40歳以前も適用できないでしょうか。山口市ではすでに行っています。
  エ:介護保険の適用は支援の必要性に応じて行ってはいかがでしょうか。
 
3)障害者施策について
 障害者総合支援法のサービスを、65歳を超えても受けることを求めた「岡山市介護給付費等不支給決定」を不服として岡山県に審査請求を行ったことについて、県は棄却しました。認めがたいものだと思っていますが、この裁決書には「原処分については、・・・法第7条の趣旨及び厚生労働省通知並びに法第22条の趣旨等から妥当性を欠き、不当なものであった」とあります。その後新たな支給決定をしたので違法性なしとなっていますが、不当な原処分を下したのはほかならぬ市であります。

質問ア:県から「妥当性を欠き、不当なものであったと判断すべきもの」と指摘されている原処分はどのような法的根拠に基づいて行われたのでしょうか。

 障害のある人へのタイムケア、日中一時支援事業について質問します。来春就学を終えるあるお子さんは、重度の知的障害に自閉症をもち支援学校に通っています。また支援学校の前後の朝夕に隣の施設で日中一時支援を利用しています。大体1日4時間の利用ですが、両親が共働きなのでどうしても必要なのです。大いに役立っている日中一時支援ですが、岡山市では対象が就学児限定です。支援学校を卒業したら通所で生活介護を利用したくても、日中一時支援を使えず前後の時間にお子さんの居場所がありません。仮に10割負担で個人契約を結んだ場合、月に7万円ほどかかってしまいます。実際に10割負担の人もいると聞きます。倉敷市や総社市では生活援護の利用日と同じ日数の日中一時支援の利用を認めています。ならうときではないでしょうか。

質問イ:日中一時支援の年齢制限を撤廃できないでしょうか。
  ウ:実態の把握はどのようにしているでしょうか。

 日常生活用具給付事業で4月から生活用具の更新費用も認められるようになりました。当事者からは感謝の声を伺うところです。ただ問題も残っています。
 紙おむつの支給についてです。現在、紙おむつの使用が必要になる障害になった年齢が、3歳以下なら無料ですが、3歳をこえると対象外です。現在32歳になる方は5歳のとき自力で排尿できない障害を持ち、ずっと紙おむつを使用しています。4、5時間ごとに使うので、パットだけ変えて紙おむつを使い回ししても月に7千円もかかります。年齢制限を続けることは同じ障害を持つ人たちの間に差別をつくることになります。すでに倉敷市では年齢制限をはずしています。

質問エ:年齢制限があることについてどう認識しているでしょうか。
  オ:年齢制限の撤廃ができないでしょうか。



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posted by 東 つよし at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | 岡山市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
焼け石に水でしょうが、岡山県産米を相当余分に買い置きすることにします。

社会保障・社会福祉については、深刻な問題が山積していますね。
アベ自民党公明党政権の悪政を打倒しないと根本的な解決は難しそうです。
日本共産党の力が必要です。力を付けながら闘いを進めなければなりません。
Posted by 七誌 at 2013年09月13日 22:16
七誌さん コメントありがとうございます。
精米したお米は高温多湿で劣化するので、買い置きより毎日おいしく食べることを心がけたほうがいいかも知れません。
日本共産党市議団は、分担して社会保障のあらゆる分野で質問をしましたが、やはり国の政治がどこも暗い影を落とします。国政そのものの転換が必要です。
また10月6日投票の市長選挙は、国の悪い政治を担ってきた元高級官僚か、草の根で政治に働きかけてきた人かで悪政ノーを示すチャンスにもなります。
Posted by 東 つよし at 2013年09月13日 23:30
「1枚500円(お引き換えは440円分)」とは、この団体も、「国の悪い政治を担ってきた元高級官僚」が居座っているのでしょうか。
図書カードなどと比べると、ありえない売り方です。
売りたくないのだろうかとも思います。
 
 
「「全国共通おこめ券」を購入したいのですが、金額の種類はあるのですか?現在販売していますのは、1枚500円(お引き換えは440円分)1種類です。
差額は流通経費の一部として購入された方にご負担いただいております。」

全米販|おこめ券|よくある質問
http://www.zenbeihan.com/okomeken/faq/
Posted by 七誌 at 2013年09月14日 20:59
七誌さん コメントありがとうございます。
お米券のことは初めて知りました。なんかダメですね…。
Posted by 東 つよし at 2013年09月14日 23:05
TPPを「農業の問題」と思っている労働者のほうが問題だと思います。

一番の被害者は、アメリカ型の貧困社会スタンダード化で困るプロレタリアートだから、
労働組合が真っ先に反対しなくちゃならんのに、
「連合」の連中は推進してるし、
統一側も、積極的に反対に立っているのは医労連ぐらいで、あとは「連帯」で反対してるだけのように見えます。

「朝日」は、コシヒカリの親系統で味はいいんですが、丈が長くて倒伏しやすく、
生産者にとってリスクが大きい品種といえます。

大規模生産でなく、手間をかけて育てるならリスクは少ないと思いますが、
「省力化」で利益をあげるには向いてないと思います。
(市販価格が、富山のコシヒカリより安いですから。)まあ、地産地消向きですね。

将来を思えば「家庭農園」よりも、プロの技術伝承のための若者(40代でも「若者」ですね)参加募集したいところです。
70年代まで「牛」を飼ってた経験者が、中区や南区には残ってますから。お願いするなら、今しかない。
Posted by おっさん at 2013年09月29日 22:16
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