そこここが冠水し、大騒ぎです。昼くらいから「うちが浸かっている」という相談が寄せられました。冠水のピークは福島地域では午後3時過ぎくらだったと思います。写真は午後4時くらいの南区松浜町のハローズ前の通りです。付近の事業所の人が床に入ってくる水を必死にかき出していました。若葉町の党の事務所も床下浸水です。長靴が用をなさないくらいの水で、溝も道もよく分からなくなっています。豊成のあたりの冠水もひどかったです。児島半島は飽浦の交差点から児島小串方面は通行止めです。
写真は福浜中付近のマンホールです。本来水が流れていくはずの下水から、勢いよく水が噴き出しています。「トイレが流れない」「風呂に勝手に水がたまる」という話をたくさん聞きました。
平福学区では、午後4時くらいに平福小学校を開けました。市の職員が一人つめて受付や連絡にあたります。校長、教頭先生が顔を出していました。教室の扇風機やラジオを出してきたり、ヤカンでお茶を用意してくれるなどしてくれました。5時半に避難勧告が出され、人が集まりだしました。最大52人来たということでした。毎日新聞の記者さんが取材をしていました。
外を歩いていたら、近くを広報車が走っていました。避難勧告が出てたことと避難する場所を知らせて回っているのですが、音が小さすぎます。近くの家の人に聞いたら「何も聞こえない」と。非常時ですから大音量でも苦情は出ないでしょう。
避難勧告が出たころは、すでに学区ではかなり水が引いたときでした。「旭川が危ないんじゃろうか」と土手を見る人もいましたが、旭川自体はまだ余裕がありました。笹ヶ瀬川が切れそうなので避難勧告がだされたわけですが、市民の実感と違うので、より分かりやすい説明がいるでしょう。
11時ごろ校長先生が学校に泊まってくれるということになりました。避難所の体育館は低いので、実際に笹ヶ瀬川が切れて大規模浸水したら校舎に逃げなければ助かりません。ここで壁になったのは「校舎は避難所でない」という市の対応です。もういざとなったら緊急だといって現場で判断をするしかありません。ひどいものです。おまわりさんも見回りに来ていました。公用車がないので、個人の車で、無線もパンクしているので携帯で指示を受けて動いていました。体制がとれないのは警察も同じようです。
夜中に当新田のあたりを車で回りました。大きな道は水が引いていましたが、団地で少し奥まった道は冠水したままで、床下浸水のようです。笹ヶ瀬川が危ないので、排水が十分でないということでしょうか。
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