2011年08月06日

66年目の広島

hirosima110806.jpg
原爆投下の8時15分を原爆ドーム前で迎えました。
1分間の黙祷をささげました。
 医療生協の平和ツアーに参加しました。写真は原爆ドーム前にて。
 近くで平和祈念式典の会場付近に行きました。会場はすごい人で、別便で来ていた若者メンバーが「1時間前に来たけど、席には座れなかった」と言っていました。例年になく若い人、それに外国人の姿が多かった気がします。原発事故を受けて、放射能被害について考える人が増えたのかも知れません。完全装備の機動隊も多く、ヘルメット集団もずいぶん気勢をあげていたようです。

 式典で総理の話を、姿は見えませんでしたが声を聞きました。「核兵器の究極的廃絶」という話にはがっかりです。「究極的」という単語が入ると、核兵器廃絶ははるか未来の目標として、いま核兵器をなくす努力をしないという宣言になってしまうのです。このところ出すことのなかった「究極的廃絶」をなぜ今使うのか、平和への願いの逆行になりかねません。原発の依存をさげるという話も腰が引けている上に、残念ながら個人的な見解なのかどうかを疑わなくてはなりません。
 昼から原水爆禁止世界大会に参加しました。ノルウェーなど、核廃絶に取り組んでいる国の外交官や国連からのメッセージの他、海外や国内で核兵器のない世界への運動が発表されました。今年の本大会は長崎なので、人は少な目でしたが、東日本大震災で発揮された「連帯する」思いが、同じく被爆者にも向けられていると感じる大会でした。
 原発事故で放射能の被害を恐れるなら、原爆の放射能被害にも目を背けるわけにはいきません。核兵器なくせの声を大きく広げるとともに、原発のない日本づくりをしっかり提起していきたいです。



ブログランキングに反映されます。1日1クリックお願いします→にほんブログ村ランキングへ
posted by 東 つよし at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 原爆の放射能被害

核兵器の力学的エネルギーと熱エネルギーによる残酷な有無を言わせない殺傷力も忘れてはいけません。
Posted by 名無し at 2011年08月14日 08:01
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック