
日本共産党市議会議員団で、千葉県浦安市と宮城県仙台市に視察に行きました。
東日本大震災の被災状況を直接見て、被災者支援と岡山市の防災に役立てます。
23日は浦安市を見ました。液状化現象の被害が大きかったところです。浦安市作成の資料を参考に被災したところを歩いて見て回りました。
浦安市の被害は被災者数 98,473人、被災世帯数 37,023世帯、液状化面積 約1,455ha、下水道破損地区面積 約820ha、道路の被害延長 111.8km、応急危険度調査対象 8,878戸です。都市基盤施設のみの被害総額は約734億円にのぼります(4月8日発表)。まわったときにはガス、上水道が復旧していましたが、下水道は使用制限区域が設定され、ところどころに仮設トイレが置かれていました。

新浦安駅を下りたとたん、道路の応急処置が目に入りました。

震災から2ヶ月がたった今でも、噴出した土砂がそのままになっているところがあります。

家も電柱も大きく傾いています。

震災時セブンイレブンだった店舗には、数十センチの土砂の後が線になって残っていました。これほど噴出するなら、車での避難は無理でしょう。

高洲中央公園ではマンホールが大きくせりあがっていました。そばの看板には災害時の飲料水を確保するための耐震貯水槽とあります。96年に市が約1億1700万円をかけ建設した(→毎日ニュース)のですが、無駄になってしまいました。

境川の護岸も被害を受けています。
浦安市には埋め立てでできた土地が多く、今回大きな被害が出ました。同時により東京湾に近い高層マンション街では、被害がないように見えました。埋立地だからといって被害は不可避ではないということでしょう。家の傾いたところは、立っていると悪酔いしたような気分の悪さを感じました。街全体が傾いているという状態なのでしょう。
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