2011年05月20日
防災ヘリは地震でも大丈夫?
党市議団で、岡南飛行場、善隣館、さんかく岡山を見に行きました。
岡南飛行場には岡山市の防災ヘリ「ももたろう」があります(写真)ちょうど飛行時間25時間ごとの整備中でした。
2時間半の飛行ができ、最高時速は270キロ、最大11人乗れます。重量は2.5トンで防災ヘリとしては最も小さいです。消防、救急、救助を担い、担架を引き上げたり、水を運ぶバケツを吊り下げることができます。職員は9名で、県の防災ヘリと整備の時間が重ならないよう調整し、中四国の他の防災ヘリとも情報を共有しています。
岡南飛行場のある地域は、地震が起こると津波や液状化現象で飛行場や飛行場までの道路に被害が出る可能性が高いです。日本共産党岡山市議団は地震の被害の大きくなりにくいところへのヘリ格納庫の移転を提案しています。
消防隊長は東南海、南海地震の津波が来るまでに飛び立てると答えてくれました。格納庫と防災ヘリが飛び立つスペースは頑丈に作り、シャッターは手動でも軽く開閉できます。災害時には直ちに集まることを隊員に徹底させているといいます。それでも津波が来れば整備や補給を担う格納庫は被害を受けることになります。市はより被害の出ないところに移すことを決断するときだと思います。
善隣館は、子どもの養護施設です。戦災孤児の受け入れとしてはじまり、今は単身家庭や再婚家庭、発達障害の子どもを受け入れています。元気な子どもたちが印象的でしたが、高校にいけなかったり、高校卒業したらそれ以上のことはできないということで、心を痛めているということでした。公設公営の利点を活かし、大人数の詰め込みでなく数人のまとまりで動く「中舎制」というものを採っています。同時に、子どもが多い時間につめるよう、職員の勤務時間を調整しているそうです。
さんかく岡山には「男女共同参画社会推進センター」と「男女共同参画相談支援センター」があります。男女共同参画相談支援センターでは、DVなどの女性への暴力の相談などを受けています。相談員は総勢5名。とても手が足りない状況だそうです。これらの運動は市議会では主に女性議員の手で進められてきました。しかし女性だけでなく男性の問題でもあるだけに、私ももっとよく学びたいと思いました。
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