2011年03月18日
救援早く:3/20日曜版
しんぶん赤旗日曜版3月20日付の記事紹介です。
党中央の紹介ページもご覧ください(→リンク)
東日本大震災の特別紙面です。1〜7、18、19、36の各紙面が災害の様子と、対策に乗り出す人々の姿を知らせています。
1、2面:日本共産党は救援募金に取り組んでいます(→リンク)。救援活動に力を注ぐため全国の地方選挙の延期を求めています。原発事故には原子力安全委員会に専門家を総結集して対応することを求めました。原発推進の経産省傘下の原子力安全保安院とは違う独立した機関です。
3面:原発「安全神話」が壊れました。爆発、放射性物質の飛散が起こる上に原子力安全・保安院の説明は二転三転では不安は高まるばかりです。フォトジャーナリストの森住卓さんは爆発の翌日現地に行き、放射線測定器が振り切れたといいます。
8面:放射線対策のアドバイスです。外気を入れない、外出時は肌も髪も出さない、風下や雨も危険です。15日に3号機付近で測定された1時間当たり400_シーベルトほ10時間浴びれば半分の人が死にます。正確なデータが必要です。
20面:日本の映画の興行収入は昨年比107%。しかし邦画は、上位に入る作品を除き、資金回収のサイクルが難しくなっています。国民の鑑賞機械を増やすこと、海外のように国による製作支援などが必要でしょう。
29面:高すぎる国保料Q&A。岡山市は30代夫婦子ども2人世帯は所得300万で年間43万800円もあります。払えないと脱法的な差し押さえや保険証の取り上げで命にかかわります。日本共産党は引き下げなどの改革を提案します。
あくまで個人的な感想なので、他にも面白く大事な記事はたくさんあります。購読していない方はぜひ読んでください。
ブログランキングに反映されます。1日1クリックお願いします→
この記事へのトラックバック
Aお先棒を担いだ政党の政治責任をはっきりさせてもらいたい。
福島原発の事故を受けても、公明党は「原発推進の見直しには」「慎重」と報道されている。
「一方、公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は18日、国会内で記者団に、「これだけの不安を国民に与えている以上、安全規制のあり方や、事故が起きた時の対応、法体系などを見直す必要がある」と指摘した。原子力災害対策特別措置法など関連法制を見直しが念頭にある。ただ、原発推進の見直しには「必要なエネルギーをどうまかなうのか、全体の議論の中で検討していきたい」と述べ、慎重な姿勢を示した。」
【放射能漏れ】原子力政策の見直し、枝野氏同調 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110318/plc11031823380064-n1.htm
B原発に依存するようになった歴史的経緯を明らかにして、今回の「苛酷事故」の根源を明らかにして下さい。
C「安全」神話を捨てない魂胆でしょうか。
ふざけるなといいたい。
安全を守る技術的なしくみ − 原子力発電所の安全確保 | 電気事業連合会【でんきの情報広場】
http://www.fepc.or.jp/present/safety/shikumi/index.html
「大村知事が首相批判 「米の冷却剤申し出断った」
2011年3月20日
大村秀章知事は18日、豊田市で開かれた会合で「福島第1原発で1号機が爆発した時、米国が急速冷却剤を提供すると申し出たが、菅直人首相は断った。週刊誌などにも出ているが、これは事実だ」と発言し、「政治家に必要な決断ができていない」と菅政権の対応を批判した。
大村知事は「冷却剤を使うと、1基5000億円の原子炉が利用できなくなる。企業論理では『もうちょっと待って』となる」とも述べ、菅首相は東京電力の主張に押されたとも指摘した。」
中日新聞:大村知事が首相批判 「米の冷却剤申し出断った」:愛知(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110320/CK2011032002000127.html
日本経団連の会長は、「津波に耐え素晴らしい」「胸を張るべきだ」と原発をほめています。政治と経済界に原発推進の責任をとらせる声の広がりが必要です。まず「安全神話」を抜け出すことが、今の事故の解決にも必要な緊急のことでしょう。
冷却材の話は事実なら問題ですね。対応が適切だったのか問われるときがくると思います。