
子育て中の若い人たちとも一緒に聞きました。
菅内閣は経済成長戦略で、保育の市場化を狙っています。来年3月までの次期通常国会で法案を通し、2013年までに実施するつもりです。どうやら中身は「幼保一元化で官僚の縦割りがなくなるんですね!ヤッター!」というものではないようです。それまで私立でも営利活動はしてはいけなく、保育料は一律だったのが自由化されるからです。広さなどの最低基準や行政が出していたお金は地方主権の名の下に下げることができるようになります。
これらのことがすでに行われているアメリカでは、お金を積めばすぐによい保育が受けられる一方、お金がないと安かろう悪かろうになるばかりか入れないということになっています。給食はそれなりの保育料を払っているところでもマクドナルドが出して子どもが肥満になり、安いところは何を食べているのかも分からないというのがアメリカの親の話だそうです。
改革と言って子どもをもうけの道具にすることは、経済政策の名に値しません。行政はいままでやってきた子どもつめこみをやめさせ、十分な保育所を保育士をおく事が大事だと思います。幼保一元化はなにより子育ての充実を一番にして議論をすることが必要ではないでしょうか。
福岡市保育協会のHPの「九州保育三団体は「新たな保育制度」に反対します」(→リンク)はマンガがついて問題点が分かりやすいです。
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