宇野⇔高松のフェリーが消えるニュースに衝撃を受けました。
宇高航路を結ぶ民間フェリー会社2社が3月26日を最後に撤退するというのです。(→四国新聞記事)
山陽新聞では、「瀬戸大橋のETC割引による土日祝日料金の千円化や景気低迷に加え、政府が2012年度から高速道路の完全無料化を検討している状況では、事業存続は困難と判断した。」とあり、「大橋割引が直撃」「国策に敗れた」の見出しがおどっています。ETC割引開始後に廃止される本州四国間の航路は3件目とのことです。
瀬戸大橋は強風になると通行止めになる一方、フェリーは安定した足になります。宇野港を支える玉野市はじめ、物流を支えてきた地域の地元経済や雇用への影響も心配です。宇高航路の存続へ関係者の努力が始まっていますが、実を結ぶことを願ってやみません。
私は一昨年、フェリー会社の幹部から重油高騰で経営が厳しいという話を聞き、経済産業省に燃油支援を求めに行ったことがありました。政府はなしのつぶてでした。それどころか反対の声の多い高速割引や無料化で住民の貴重な足を奪うというのは、政権が変わっても無策ぶりは変わらないということでしょうか。トヨタの車が売れさえすれば景気はよくなるという考えでなしに、くらしを支え地域を支えるお金の使い方がいると思います。
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2010年02月13日
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