2009年06月11日

15%?いいえ8%です。


senden090611.jpg麻生総理は20年までに温室効果ガスの目標を05年比−15%にすると発表しました。野心的な目標!といえるでしょうか
…?
 97年の京都議定書では基準年は90年ですが、今回発表された基準は05年。日本は排出量を増やしているので、「05年比−15%」とは90年比−8%ということになります。京都議定書では「08〜12年期に90年比6%」だったので、小さな目標でしかありません。92年の気候変動の枠組み条約では、先進国は90年の水準に戻すとされているので、多くの国では90年を基準にしています。数値を大きくするために基準年を変えたのであれば、やる気が問われます。
 日本の温暖化対策にブレーキをかけているのは財界です。ニュースでは「05年比−15%」の目標も厳しいと言っていました。日本の温室効果ガスのうち8割は産業界が出しています。私は資源化物の分別や、マイ箸、マイバックなどやっていますが、そんなものは産業界の努力がなければ吹っ飛んでしまいます。本気で対策しようとすれば産業界に削減を義務付けることが不可欠なのに、コストがかかると反対しているのです。しかし環境より企業のもうけを優先されては、それこそ未来を示せない政治だと言わなくてはなりません。

 日本共産党は2020年に90年比−30%の提案をしています(→提言)(→総選挙政策

 鹿田地域の支部の人と宣伝していたら小学生の一団に握手を求められました(写真)。で、「若いねー」と言われました。複雑な気分です(笑)


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posted by 東 つよし at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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