北朝鮮問題での見解は党HPの以下のリンク先に載ってます。北朝鮮の拉致やテロ、核開発といった無法を許さず、北東アジアの平和作る方向だと思います。
北朝鮮に核兵器開発を終わらせる――この最も重要な目的達成のための外交努力こそ(→リンク)
国会決議への日本共産党の態度について(→リンク)
北朝鮮のロケット発射について 志位委員長が談話(→リンク)
マスコミでは「ミサイル」と報じられていますが、政府は発射されたものがミサイルだと確定していません。国会はミサイルと断定した決議を出しましたが、もしミサイルでなかったとしたらここから何も進みません。
国連安保理決議1718第13項ではどの国も緊張を悪化させる行動は控えることになっています。発射されたのが人工衛星であっても「緊張を高める」と交渉で批判することができたのです。しかし日本は軍事的対応に突出し、日朝双方で緊張激化に走った形になりました。「緊張を高める」と言える足場を失ってしまったのです。もっとも、国会ではミサイルと断定したので、決定的証拠を出さない限り「人工衛星だ」「ミサイルだ」と交渉の入り口で頓挫しそうですが。
北朝鮮問題で各国が地域の平和のために努力している目的は非核化です。これは外交交渉によってしか解決できません。今は6ヶ国協議という場があり、ここでの話し合いで拉致や歴史問題などの解決の道も作れます。相手が交渉の難しい相手だけに、誰にも否定できない論拠でしっかりつめなくてはいけません。ミサイルであると分かればそのときにふさわしい対応をすればいいでしょう。必要なのは冷静な外交努力です。やみくもに「迎撃だ」「制裁だ」では道理が通らず、威勢はよくても足元をすくわれかねません。また、いくら相手が気に食わなくても、「潰す」という選択肢が泥沼になるのはイラクの現状が示していることではないでしょうか。
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(【私はこう見る 北ミサイル発射】朱鋒・北京大学国際関係学院教授 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090409/kor0904091811004-n1.htm)
国民の目を失政から国外に向けさせるのは古今東西の常です。
北朝鮮が持っていけないものを、米露英仏中印パやイスラエルが持っているのか、分かりません。
ソ連邦崩壊後、キューバが経済の建て直し・中南米諸国との連携・国連の機関との協調などに努めてたのに、北朝鮮は軍事技術に頼る危ない軍事オタクです。
指導者の資質の違いを感じます。
「ミサイル発射は日本、韓国の軍備強化につながり、北東アジアの緊張が高まりかねない。」(同上)
日本の軍事オタクが喜びそうです。
政府も国会に次いで発射されたものがミサイルと呼び、北朝鮮は日本の制裁を理由に6カ国協議の離脱を言い出しました。対立のエスカレートという、最もまずい方向に行きかねないか心配です。
安保理声明はおおむね冷静・理性的な合意がされたようです。http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-04-14/2009041402_03_1.html
日本をはじめ各国が冷静な外交努力をつくすことを求めます。