緒方さんは「宗教者のみなさんとの共同は日本をよくしていくのに不可欠です」と切り出し、日本の政治がひどくなっていることを告発した上で「日本を救う上で宗教者の役割は大きい。人間の最期、過程にかかわる庶民の苦しみをよく見ているから」と話しました。そして緒方さん自身が野党外交で実感した宗派をこえての平和の共同が南米とイスラム、地中海沿岸諸国などで広がっていることを紹介し、宗派をこえて共同をひろげていきたいとうったえました。
フロアからの発言では「日本共産党の科学的社会主義というものは理解できないけど共同できる」「憲法の理念の追求には宗教の道、共産党の道、いろいろある」などの発言や、疑問や要望などが次々出されました。緒方さんは最後にお礼を述べるととともに「現世の問題での共同、現世の苦しみに対する共同を広げていきましょう」とうったえました。中林よし子元衆院議員もあいさつをしました。
このような懇談会を西日本で開くのは初めてです。多くの宗教人が集まり日本共産党と意見を交わすことは、参加者の一人が言っていましたが「想像できなかったこと」でもありました。同時に日本共産党は、信教の自由、政教分離の原則の徹底を綱領に明記して、「宗教委員会」という世界観の違いを超えた共同を追求するただ一つの政党です。いのちや平和への思いに違いはないのでいっそう大きな共同が作られたらと思います。
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血液型占いなど、遊びでやってるぶんにはいいけれど、それが人格攻撃に使われたりしますから。
「仏滅」みたいに、宗教とまったく関係のないものをいかにも仏教的に見せて、縁起がわるいなどといわせるのも。
カルトや霊感商法にひっかかる人達を防ぐためにも、科学的社会観と理論的宗教観の一致する部分は多いと思います。
迷信が有害な役割を果たす事例はよく聞きますね。
特に社会に問題があることでも、「心」や「前世」の問題にして社会に目を向けさせないことがあるといいます。
立場の違いをこえた共同の課題だと思います。