2008年07月23日

「15年戦争」と「医学犯罪」


miniren080723.jpg倉敷医療生協の学習会に行きました。
講師は莇昭三(あざみ しょうぞう)氏です。城北病院名誉院長、全日本民医連名誉会長などをされ、82歳の今でも現場で診療をしているそうです。
 「15年戦争」と「医学犯罪」というテーマでの話でした。莇さんの見た戦争の話に続いて731部隊などの人体実験に医学者も関わったこと、そして十分な反省のないまま、いま後期高齢者医療制度などで医者の倫理的行動が妨げられているという話でした。
 戦争中の人体実験について政府の態度は「資料がないのでない」ということだそうです。しかし聖路加国際病院の理事長である日野原重明さんは、在学中に731部隊の石井四郎中将が来て人体実験のフィルムを見せたと言っています。
 また“外科学集合教育課程表”というものには生体解剖の日程が書いてあります。備考の「○○資材六體準備使用ス」という言葉は生きた人間を用意するという意味だそうです。
 当時の学術論文には「猿」を使った研究がありますがこれも人体実験とのことです(本当にサルを使うときの表記は「下級猿」)
 さまざまな実験内容も紹介されましたが本当にぞっとしました。それだけに莇さんの平和と福祉への思いが伝わったと思います。



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posted by 東 つよし at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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