
この3月まで就職担当をしていた方です。
学生に働くことへの意識をしっかり持ってもらうための苦労話のほか、「売り手市場」とは虚像だという話をうかがいました。内定をキャンセルすることを見越して水増しして募集する会社があったり、派遣会社がとにかく囲い込みをしようと募集し、使いにくいと見るやハケンとして使い捨てにしてしまうとのこと。そしてこの3月の就職率は例年とそう変わらない6割くらいだったということです。
夜は瀬戸内市の青年支部がひらいた「農業再生プラン」を語るつどいで話をしました(写真)。農業青年も参加し、担い手作りで努力している話も出しあわれました。また同じく参加した保守系市議は「行政の姿勢が大事。地産地消とは言うが、給食に使う土地の作物はわずかで名ばかり。パンでなく全て米飯給食にと求めたら『材料代が上がっても給食費で取れるが、米飯にすると炊飯にかかる水代電気代は市の持ち出だからダメ』と言われた」と話していました。
引き続き「農業再生プラン」で、地域から農業を守り安心して食べていける農政実現へ、知恵を出し合いたいです。
↓ブログランキングに反映されます。1日1クリックお願いします!


【関連する記事】
「売り手市場」ね。。。
ある意味で虚像ではあるんだけど、別の意味では当たってるかな。
バブルはじけた頃と違って、「ある程度」の予算は確保できるわけなんですよ。
でも、「ほんとうに会社に来て(残って)もらいたい人材」ってのは確保できないんですよね。
でもって「生産拠点のグローバル化」なんかが進んできた昨今では中国なんかの賃金安いところに出してしまえるような
「日本の賃金のレートに見合わない仕事」なんかだと雇わなくなりますね。
ところが「高い賃金を払ってでも来てほしい人材」は「更に高い賃金を支払える」外資や海外に行ってしまう、、、というのが現状ですね。
実際に「朝から夜遅くまで残業して頑張ってるのは認める」けど「法定最低賃金に抑えても赤字なんだけどなぁ」っていう
仕事をやってる人間を目の当たりにしてると、就職率6割ってのも「そんなに悪い数字じゃない」気がします。
#例の農薬餃子いらい、国産の農産物は供給不足を起こすほど活気づいてるみたいですな。
お久しぶりですー☆ お元気してたでしょうか。
経営する側からすれば「いい人材がほしいが、それ以外は海外で調達する」という考えは出てきうると思います。
ただそれでは「就職できない、不安定な職の人が増えた結果、結婚できない、子どもを持てない、能力をのばすチャンスのない人が増える」ことになりかねません。この問題をただすのが政治の役割だと思っています。
#そのようで。一方では畜産や施設園芸は物価高で、米作は米価が下がり続けてきびしい話を聞きます。どの担い手も作り続けられるように手をつくしたいところです。